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人工的につくられた元素で自然界にはほとんど存在しない(ウラン鉱脈の中にまれに存在することがあるらしい)元素である。
存在が確認されたのは1940年のアメリカ、原子番号92のウランが天王星、93のネプツニウムが海王星にちなんで命名されたのに続き、冥王星(当時はもちろん惑星でした)からプルトニウムと命名された。
発見されてからわずか5年で原子爆弾として長崎に投下されたことになる
その、力の強さと方向性が、なんとなくプルート(冥王)って名前がぴったりだなぁとおもってしまったのは、多分アトムのせい
原子炉の中でウラン(238)を反応させてエネルギーを取り出すと、その残りかすの中にこのプルトニウム(239)がふくまれており、このプルトニウム(239)を燃料にする原子炉でさらにエネルギーを取り出すことができる
なんで燃えカスのほうが原子番号が大きいんだとか、ウランを燃料にして発電しながら、プルトニウムを生産!する原子炉(文殊がこのタイプね)が存在するとか、なんとなくよくわからないんだが、ウランより重たい人工元素の中では、その軍事商業的な利用価値としてはかなり有用な元素ということになる
そういえば、ドクのタイムマシン、デロリアンが最初プルトニウムが燃料だったはず(その後、燃料はなんで受け付けるように改造されたはずだけど)