74

音楽用CDの収録時間は74分
音楽用CDの規格を主導したのがオランダのフィリップスと日本のソニー
フィリップスが当初主張した60分という収録時間に対して、ソニー
ディスクサイズを一回り大きくした74(75)分を主張

この長さがあれば99%の音楽がオペラなら一幕分が途切れずに収録可能
そして、決め手になったのが、巨匠カラヤンもそう望んでいる!という一言が
あったとか、なかったとか

いろいろ裏話もあるみたいですが
そんな話があってもおかしくないと思うほど、ウォークマンから音楽用CDの実用化に
かけて、ソニーの音楽に対する姿勢はすごいものがありました。

音楽を外に連れ出したのは、ソニーです
本来なら今のiPodの位置にソニーがいても不思議じゃないのに

音楽用CDぐらい一気に普及したものってのも少ないんじゃないでしょうか
気がついたら新譜はすぐにCDに移ってしまい、レコードがないのに、しばらくは
CDをレコード屋さんに買いにゆくなってことになってしまいました
さすがに今はレコード屋さんとは言わないでしょうけど

普及の鍵は、やっぱり音質(性能)がどうのこうのより便利さだったんでしょうね
それまで、レコードで音楽といえば、それなりの準備と針などのメンテナンスが必要で
家の中にリスニングルームを作っちゃうほどの代物、それはそれで魅力のある世界
だったのですがね

そんなCDですが、最近はどうなんでしょう
ちなみに今は、自宅用には、無印良品の壁掛けCDプレーヤーですが
外出用は、もっぱらデジタルプレーヤーです、ソニーの乾電池で動く奴ね