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61式戦車

太平洋戦争後、武装解除された日本であったが、その後の極東情勢の緊張からGHQより再軍備が指示され、警察予備隊そして自衛隊への道を歩むことになったが
当然、解体された旧軍の装備を利用するわけにもいかず(海上自衛隊では一部旧海軍の艦艇が利用されたケースがあるらしい)
基本的には米軍の中古品が使われることとなった、戦車も米軍からM24軽戦車の供与をうけてのスタートであった。

その後サンフランシスコ講和条約の締結を経て日本は独立、米軍供与の戦車は車幅広くで日本では鉄道輸送が困難とか、搭乗員の体格の違いから、操作性に問題がでるとか、まあ理由はそればかりではないだろうけど、1955年開発が許可され1961年に正式採用されたのが、この戦後国産初の戦車、61式である

2000年までの間、配備されていた、都合39年使われた計算である

この戦車、実は映画、戦国自衛隊(1979年)撮影のため実寸の可動模型が作成され、映画公開時には、有楽町に持ち込まれたこともある、そしてせっかく作ったこの戦車の可動模型は、その後も1988年の「ぼくらの七日間戦争」など、現在でも映画、ドラマの小道具として活躍中

戦国自衛隊の撮影時にはなんでも、当時の防衛庁から機材の利用許可がでなかったため、わざわざ作成されたらしい、最近は自衛隊も結構映画には協力してくれるみたいですけどね

このほかにも、1960年代の怪獣ものでは、防衛軍の、防衛隊の主力として、怪獣にふみつぶされる役をやっておりました。

ある意味日本で一番有名な戦車かもしれない。

それを反映してか、ガンダムにも61式戦車って登場してます
モビルスーツの登場で古臭い兵器の扱いですけど