48

花のお江戸は町火消し、いろは四十八組
あれ、前回47でもいろはをやったんですが
ということで確認

いろは歌忠臣蔵は47
町火消しのいろはは48組

差は「ん」の字でした、いろは歌には入ってないのね「ん」、歌のあとに「京、ん」という2字を添えることがあるらしいですけど

と、いうことで、いろは48組

当時の江戸は世界でも有数の100万人のくらす大都市、そのうえ、日本の家屋は材木と障子(紙)でできてるという燃えやすい構造、確かに江戸時代には数回の大火が江戸の街を襲ってます

いわゆる市街地の消防を担当する町火消し、組織したのは、あの大岡越前大岡裁きのお奉行さまです

町火消し、48組はいろは順にい組、ろ組とよばれます、ただし、「へ」→「百」、「ら」→「千」、「ひ」→「万」。「ん」→「本」になってます、なんだ、結局「ん」は使ってないじゃん
さすがにね、火消しのひ組じゃ格好つかないですものね

かれら江戸市中にそれぞれなわばりをもって活動することになります、大川(隅田川)の向こうがわには別に本所・深川16組の管轄なので、江戸の消防は44の組で行われたということになります、厳密にいえば、大川より向こうは江戸じゃないのね、感覚が

火消しといえば、め組の親分
時代劇、銭形平次などでもおなじみであります、時代劇だと大抵、町火消しの親分ってのが、いいやくで登場してますものね、なかでもごろがよいのが「め組」
ちなみに「め組」の受け持ちは、芝増上寺、浜松町のあたりです

そして、もう一つ48

「一年を20日で暮らすいい男」とこれも江戸時代の話ですが
相撲とりです、当時の本場所は年に2回、晴天10日という興行(雨天中止で10日間)だったそうです(このほかに地方巡業があったみたいですけど)
そんなわけで、関取は1年に20日仕事をすると暮らしてゆけたとそうゆう話
この相撲の決まり手が四十八手
ただし、現在、日本相撲協会では82だそうです

そういえば、花札の枚数も48ですね
4x12ヶ月で48枚
順番に、松(1月)、梅(2月)、桜(3月)、藤(4月)、菖蒲(5月)、牡丹(6月)、萩(7月)、坊主(8月)、菊(9月)、紅葉(10月)、雨(11月)、桐(12月)

こねた
花札、2月の10点札、通称、梅の鶯、でも描かれているのは実はメジロ、羽の色が鶯なら茶褐色のかずだが、描かれているのは緑色の羽です