Appleseed

週末に見てきました、あまり込んでいなかったけど大丈夫か?
直前に同じ士郎正宗原作のイノセンスも公開されて(見ました)いるので、両方をあわせて、感想など
乱暴にいえば、Appleseedは良質なエンタテイメント作品に仕上がっていたとおもう、物語の構成上多少首をかしげる部分(なぜオリンポスに正規軍が存在するのかとか、ナッツの記憶を呼び起こすためアテナの指示とか、多脚砲台の最後のシーンはあんまりだとか、)あるものの、全編をとおして、ナッツの、「明日を自分の力で切り開こうという意思」が作品に力を与えているように思える、そのため、さっきあげた矛盾点なそあまり気にならないパワーとスピード感がある、いわばメジャーとしての作品であるとおもうし、ナッツの成長物語の側面もあり海外では一般の評価も高いのではないだろうか、
これに対してイノセンスはよくも悪くも押井守の作品である(私個人的には押井監督はすきなのだが)何十にも階層化され、されに主客を逆転させたながら映像を重ねてゆく手法は、いわば、うる星やつらビューティフルドリーマー)のころから押井監督の特徴的なものである、そのため原作からエピソードを抽出して再構成された今回の作品では、原作のイメージろベースに押井作品の手法が大きく広がっている(前作の攻殻機動隊よりより押井監督にイメージが強くでている)、そのため、この作品はあくまでもマイナーな印象を与える、押井守、前作の攻殻機動隊の構成要素に対する理解をもたず(またはどちらかだけの情報をもとに)にこの作品だけを見た場合にはかなり難解な印象をあたえるだろう。